
こんにちは、satokoです。
長野県には、車を走らせていると「こんなところに、こんな場所があったんだ!」と驚くような神社やお寺がたくさんありますよね。
今回ご紹介するのは、佐久市岩村田にある「鼻顔稲荷神社(はなづらいなりじんじゃ)」です。
まず気になるのが、この「鼻顔」という名前。
初めて見た方は、「これ、なんて読むの?」と思ってしまうのではないでしょうか。
私も「はながお?」なんて読んでしまいそうになりました(笑)。
でも、正しくは「はなづら」。
一度聞いたら忘れない、とても印象的な名前ですよね。
そして実際に訪れてみると、名前以上に印象に残るのが、断崖に建つ朱色の社殿です。
一般的な平地の神社とはひと味違う、どこか神秘的な雰囲気。
今回は、そんな佐久市の鼻顔稲荷神社について、その歴史や見どころ、毎年2月に行われる初午祭などをご紹介します。

約440年の歴史を持つ「鼻顔稲荷神社」
鼻顔稲荷神社があるのは、佐久市岩村田。
公式サイトによると、神社の始まりは永禄年間(1558~1569年)。京都の伏見稲荷から御分霊をいただき、祀られたのが始まりとされています。約440年もの歴史を持つ神社です。
伏見稲荷といえば、全国にある稲荷神社の総本宮として知られる存在。
その御分霊をいただいていると聞くと、長い歴史の中で地域の人々から大切にされてきた神社であることが伝わってきます。
公式サイトでは、鼻顔稲荷神社を「日本五大稲荷のひとつ」として紹介しています。京都の伏見稲荷、愛知の豊川稲荷、佐賀の祐徳稲荷、茨城の笠間稲荷とともに、長野の鼻顔稲荷神社が挙げられています。
佐久市にこんな由緒ある稲荷神社があることを、長野県内に住んでいても意外と知らなかった、という方も多いのではないでしょうか。


断崖に建つ朱色の社殿が最大の見どころ
鼻顔稲荷神社を訪れたら、ぜひじっくり見ていただきたいのが社殿そのものです。
神社は湯川のほとりにある切り立った断崖の上に建ち、本殿は一部の岩を穿つようにして建立されています。
さらに拝殿は、京都の清水寺と同じ懸崖造り(けんがいづくり)。
斜面や崖などに長い柱を組み上げ、その上に建物を支える建築様式です。
木々の間から見える朱色の柱。
崖の上にせり出すように建つ社殿。
自然の地形と建物が一体となった景色は、一般的な神社とはかなり雰囲気が違います。
「神社を見る」というより、その場所全体を楽しむ。
そんな感覚に近いかもしれません。
境内には拝殿のほか、社務所、参籠殿、御姿殿、神楽殿などが整然と並んでいます。
朱色の鳥居や建物と周囲の木々との組み合わせも美しく、季節によってまったく違う表情を見せてくれそうです。


稲荷神社らしい朱色の鳥居も見どころ
稲荷神社と聞いて、多くの方が思い浮かべるのが朱色の鳥居ではないでしょうか。
鼻顔稲荷神社でも、境内へ向かう途中に朱色の鳥居が並びます。
鳥居をくぐりながら進んでいくと、少しずつ日常から離れていくような気分になります。
稲荷神社ならではの朱色は、緑の季節にも映えますし、紅葉や雪景色の中ではまた違った美しさがあります。
季節を変えて訪れてみるのも楽しそうですね。


毎年2月11日は「初午祭」
鼻顔稲荷神社を代表する行事が、毎年2月11日に行われる「初午祭」です。
普段の静かな神社とは、また違った雰囲気を楽しめそうですね。
信州の2月ですから、もちろん寒さは本番。
それでも一年の福を願い、多くの人が足を運ぶというところに、この神社が地域に根付いていることを感じます。
だるまを買って、一年の願いを込めて帰る。
そんな昔ながらの地域行事が今も続いているというのも、素敵ですよね。
厄除けから商売繁盛、合格祈願まで
稲荷神社というと「商売繁盛」のイメージが強いかもしれませんが、鼻顔稲荷神社ではさまざまな祈願を受け付けています。
公式サイトで案内されている主なものは、
厄除け、商売繁盛、家内安全、社運隆昌、交通安全、安産祈願、初宮詣、七五三詣、学業成就、合格祈願など。
ご祈祷を希望する場合は、事前に電話で予約することが案内されています。
人生の節目や新しいことを始めるタイミングに訪れてみるのもよさそうです。
佐久平駅から車で約5分!アクセスしやすい神社
これだけ自然豊かで崖の上に建つ神社というと、「かなり山の中にあるのかな?」と思うかもしれません。
ところが、意外にもアクセスしやすい場所にあります。
鼻顔稲荷神社の所在地は、長野県佐久市岩村田花園町4261
公式サイトによると、JR佐久平駅から車で約5分、上信越自動車道の佐久ICから車で約7分。駐車場もあります。
佐久市内へのお出かけや観光と一緒に立ち寄りやすいのも嬉しいところです。
佐久にこんな神社があったんだ!と思わせてくれる場所
有名な観光地を訪ねるのも楽しいですが、地域を歩いていると、まだまだ知らない場所に出会います。
鼻顔稲荷神社も、まさにそんな場所のひとつではないでしょうか。
約440年という長い歴史。
断崖に建つ懸崖造りの社殿。
木々の中に鮮やかに映える朱色の鳥居。
そして、地域の人々が集まる初午祭。
それぞれを知ってから訪れてみると、ただ参拝するだけではなく、この場所が長い年月をかけて守られてきたことまで感じられると思います。
佐久市や佐久平周辺へお出かけの際には、少し足を延ばして、ぜひ鼻顔稲荷神社を訪れてみてください。
長野県には、まだまだ「こんな場所があったんだ!」という発見がたくさんあります。
「いいね!長野」でも、そんな地域に残る場所や物語を、これからもご紹介していきたいと思います。
鼻顔稲荷神社 基本情報
名称: 鼻顔稲荷神社(はなづらいなりじんじゃ)
所在地: 長野県佐久市岩村田花園町4261
電話: 0267-68-8469
駐車場: あり
アクセス: JR佐久平駅から車で約5分/佐久ICから車で約7分
公式サイト: 鼻顔稲荷神社公式サイト ※ご祈祷の予約方法や行事などの最新情報は、公式サイトでご確認ください。

