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こんにちは、satokoです。
今日は、長野県が誇る二つの国宝――「善光寺」「松本城」をめぐる旅をご紹介します。

どちらも長野を代表する歴史的建造物でありながら、それぞれ全く異なる魅力を持っています。
「祈りの象徴」として人々の心を癒してきた善光寺。
そして、「日本最古の五重六階天守」を誇る美しき名城・松本城。

この2つを巡る旅は、まさに“信州の心”を感じる特別な時間。
本記事では、見どころやアクセス情報、季節ごとの楽しみ方まで、すべてを完全ガイドとしてお届けします。

2025年9月26日現在一部改装中です

善光寺 ― 千四百年の祈りが息づく「心のふるさと」

1. 歴史と信仰の象徴

「牛にひかれて善光寺参り」という言葉を聞いたことがありますか?
これは、偶然の出来事をきっかけに信仰へ導かれたという昔話で、善光寺の“誰をも受け入れる懐の深さ”を象徴しています。

善光寺は今から約1,400年前、推古天皇の時代に創建されたと伝えられています。
宗派にとらわれず、すべての人が平等に救われる「無宗派の寺」として知られ、「一生に一度は善光寺詣り」と言われるほど。

本堂は国宝に指定されており、江戸時代の仏教建築の粋を集めた荘厳な造りは、訪れるたびに圧倒される美しさです。

2. 善光寺で外せない見どころ

まず体験してほしいのが「戒壇めぐり」。
本堂の地下に続く真っ暗な通路を手探りで進み、「極楽の鍵」に触れると心の迷いが晴れ、救いを得られるといわれています。
初めての人は少し緊張しますが、出口の光を見た瞬間、なんとも言えない安心感に包まれます。

続いておすすめなのが「山門の展望」。
山門の上から眺める門前町の景色はまさに絶景。
北信地方の山々を望みながら、通りを行き交う人々の姿を見ていると、まるで江戸時代にタイムスリップしたような気分になります。

境内入口の「仁王門」と本堂手前の「山門」の間にある「仲見世通り」には、信州みそを使った「みそソフトクリーム」や「おやき」、「アップルパイ」などなど美味しそうなグルメが多数あり、そば店やカフェなどのお店が並んでいます。
また、門前にはそば店や、七味唐辛子で有名な「八幡屋礒五郎 本店」や、小布施の栗の名店など長野県でも有名な名物グルメやお土産がずらり。
香ばしい匂いに誘われて歩くだけでも楽しいエリアです。

3. 四季で変わる善光寺の表情

善光寺は一年を通して美しい姿を見せてくれます。

  • :桜が境内を彩り、山門から見下ろすピンクの景色はまるで夢の世界。
  • :「びんずる市」や「盆踊り」など、地元の温もりに触れられるイベントが開催。
  • :紅葉が本堂を包み、荘厳な雰囲気に。
  • :雪化粧をまとった善光寺は静寂と神秘に包まれます。毎年2月には、ライトアップイベントも開催されています。

どの季節に訪れても、善光寺は“日本の心”を感じさせてくれます。

4. 善光寺へのアクセスと周辺観光

長野駅から善光寺までは徒歩約30分。
ゆるやかな坂道を上るにつれ、門前町の風情が感じられ、旅の期待が高まります。

バス利用なら「善光寺大門」行きが頻繁に運行しておりアクセスも便利。

周辺には「長野県立美術館」や、落ち着いた雰囲気の「カフェ寺町通り」など、ゆっくり過ごせるスポットも豊富です。
個人的なおすすめは門前町の老舗カフェで味わう「くるみそば」。
地元の人との何気ない会話も、旅の思い出になります。

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satokoのひとことコラム

初めて善光寺を訪れたとき、本堂の大きさに息をのみました。
そして境内で出会ったおばあちゃんが言った「このお寺はね、来る人みんなを笑顔にしてくれるのよ」という言葉。
その一言が、今も心に残っています。
善光寺はまさに“人の心をやさしくする場所”です。

松本城 ― 美と力を兼ね備えた「黒い城」

1. 国宝五城のひとつ、烏城(からすじょう)

松本城は、安土桃山時代に築かれた現存天守の中でも最古のひとつ。
黒塗りの外壁から「烏城(からすじょう)」とも呼ばれています。

姫路城・犬山城・彦根城・松江城と並ぶ国宝五城の一つで、戦国の緊張感と優美な美しさを併せ持つ、日本を代表する名城です。

堀に映る天守の姿はまさに“日本の美”。
晴れた日には北アルプスを背景に、雪を頂く山々と黒い天守が織りなす光景が広がります。

2. 松本城の見どころ

天守閣は五重六階構造で、内部には戦国時代の火縄銃や鎧、刀などが展示されています。
急な階段を上りながら、武士たちの息遣いを感じるような空間です。

最上階からは松本の街並みとアルプス連峰が一望でき、まさに絶景。
夕陽に染まる天守は息をのむほどの美しさです。

また、夜には天守がライトアップされ、幻想的な姿に変わります。
春は「夜桜会」、夏は「お城まつり」、秋は紅葉のライトアップ、冬は雪とのコントラストが見事です。

例年12月中旬から2月にかけては「光と氷の城下町フェスティバル」と称して、松本城天守のプロジェクションマッピングをメインとするイベントが毎年行われており、とてもきれいで大変人気です。
また、「国宝松本城氷彫フェスティバル」は、例年1月下旬に開催されます。
一年を通して四季折々の松本城が楽しめます。

3. 松本城へのアクセスと周辺観光

松本駅から徒歩約15分。
道中には城下町の風情を残す「中町通り」や「縄手通り」があり、散策にぴったりです。

白壁の蔵造りの建物が並ぶ通りには、クラフトショップやおしゃれなカフェが点在。
歩くだけで昔と今が交わる不思議な魅力を感じられます。

また、「松本市美術館」では草間彌生さんの常設展示が人気。
歴史と現代アートが共存する松本は、文化の香り漂う街です。

2022年の様子
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satokoのひとことコラム

私が松本城を訪れたのは夕方。
夕陽に照らされた黒い城が堀の水面に映り、その美しさに思わず立ち尽くしました。
お堀の周りをゆっくり歩く人々の穏やかな表情に、“信州らしい静けさ”を感じたひとときでした。

善光寺と松本城 ― 対照的な魅力、共通する誇り

善光寺は「祈り」、松本城は「守り」。
性格は異なりますが、どちらも“長野県の魂”を宿した場所です。

善光寺は人々の心を支え、松本城はこの地を守り抜いてきました。
その存在が、信州の歴史と文化を今に伝えています。

訪れて感じるのは、どちらにも流れる「静けさと誇り」。
その空気の中に立つと、「長野って本当にすごいな」と思わず口にしてしまう――そんな力があります。

1泊2日で巡る!国宝めぐりモデルコース(車旅編)

長野県は広いですが、車なら効率よく2つの国宝を巡ることができます。
ここでは、私が実際に旅した1泊2日のモデルコースをご紹介します。

【1日目】善光寺・門前町を堪能

  • 午前:長野市到着 → 善光寺参拝
  • 昼食:仲見世で信州そばやおやきを堪能
  • 午後:「長野県立美術館」や「ぱてぃお大門」でカフェタイム
  • 夜:門前町の宿に宿泊し、ライトアップされた善光寺を散策

【2日目】松本へドライブ&お城観光

  • 朝食後、長野市から松本市へ(車で約1時間半)
  • 道中、「姨捨SA」から望む善光寺平の眺めは必見!
  • 午前:松本城観光
  • 午後:中町通りでクラフト雑貨を探したり、カフェで休憩
  • 旅の締めくくりは「浅間温泉」や「美ヶ原温泉」で癒しのひとときを

よくある質問(FAQ)

Q1. 善光寺の拝観時間と入場料は?

本堂は通常午前6時頃から開門。閉門は季節によって異なります。
本堂・山門の拝観料は大人600円前後(※最新情報は公式サイトで確認を)。

Q2. 松本城の見学時間は入場料は?

8:30〜17:00(入場は16:30まで)。
桜や紅葉の季節には夜間ライトアップ期間もあります。

松本城の入場料(観覧料)は、購入方法や対象者によって料金が異なります

現在の主な料金は以下の通りです。

対象者当日券(窓口購入)電子チケット(ネット予約)
大人(一般)1,300円1,200円
小・中学生400円400円
小学生未満無料無料

※料金には天守登閣(天守に登ること)と本丸庭園への入場が含まれます。

その他の情報

  • 団体料金: 20名以上の団体には割引があります。(一般1,080円など)
  • 松本市民の優遇:
    • 70歳以上の松本市民は、天守登閣も含めて無料です。
    • 69歳以下の松本市民は、本丸庭園は無料ですが、天守に登る場合は観覧料が必要です。
  • 障がい者: 障害者手帳の提示で、本人と介助者1名が無料になります。
  • セット券: 旧開智学校や松本市立美術館などとの共通観覧券も販売されており、それぞれ単独で購入するよりもお得になります。

注意点: 料金は変更される可能性があるため、訪問前に松本城の公式サイトで最新の情報を確認することをおすすめします。

Q3. 善光寺と松本城、どちらから行くのが効率的?

公共交通なら松本→長野の順、車旅なら長野→松本ルートがスムーズです。

まとめ ― “長野の誇り”を感じる旅へ

善光寺と松本城。
この二つの国宝は、まさに「信州の心の両輪」。

どちらもただ観光するだけでなく、“感じる”場所です。
静けさの中に息づく人々の祈りと誇り――それが長野の魅力そのもの。

次の休日は、ぜひ“国宝めぐりの旅”へ。
心がふっと軽くなるような、忘れられない体験がきっと待っています。

そして旅の途中で素敵な写真が撮れたら、ぜひSNSでシェアしてくださいね。
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あなたの一枚が、誰かの旅のきっかけになるかもしれません。

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投稿者プロフィール

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