satoko

こんにちは、「いいね!長野」のsatokoです。
11月1日、秋晴れに恵まれたドライブ日和でなんだかワクワクするようなお天気でした。
長野市内を午前11時ごろ出発し、北信の名所をめぐる小さなドライブ旅へ出かけました。

目的は、小布施町「蔵部」でのランチと、午後から訪れる高山村・松川渓谷の紅葉と滝めぐり。
同じ県内とは思えないほど少しだけ街中を離れると、静かに時を刻む蔵の建物が素敵で落ち着く空間と、山に囲まれた豊かな自然があります。
そして、秋の信州をまるごと味わうような一日になりました。

小布施町へ|蔵部で味わう秋のランチ

秋の陽射しを浴びながら車を走らせること約40分。
高山村へ向かう前に立ち寄ったのは、小布施町の中心部にある人気レストラン「蔵部(くらぶ)」です。

北斎館のほど近く、酒蔵を改装した落ち着いた空間。
黒塗りの重厚な外観に引き寄せられて中に入ると、美味しそうなにおいがふわりと漂いました。
高い天井に太い梁が渡り、蔵ならではの静けさが心地よく、まるで時がゆっくりと流れているようです。

この日は仲間4人での旅。
それぞれランチメニューを注文し、運ばれてきたお料理はどれも丁寧に仕立てられていました。
器の温かみ、盛り付けの美しさ、そして信州の素材が活きる味わい。
詳細なメニューは記録していませんが、いい匂いの味噌汁とご飯がつやつやとした印象的で、「これぞ信州の食文化」と感じさせてくれるものでした。

窓から差し込むやわらかな光が木のテーブルを照らし、「午後はどこまで行けるかな?」と話しながら、心がほどけるランチタイム。
店の周りでは木々が色づき、歩くだけでも秋の香りを感じられました。

松川渓谷へ向かって|紅葉のアーチを抜けるドライブ

お腹を満たしたあとは、小布施町から高山村方面へ。
目指すは、紅葉の名所・松川渓谷。

このルートは、まさに秋のドライブコースにぴったり。
道沿いにはリンゴ畑や田んぼに畑が広がり、収穫の季節を迎えた信州らしい風景が続きます。

山道に入ると、景色は一気に深い秋色に。
赤、橙、黄、そしてわずかに残る緑が織りなすグラデーションはまるで絵の具のパレットのよう。
陽ざしを受けて葉がきらめき、風が吹くたびに落ち葉が舞う様子に、思わず車内から見とれてしまいました。

高山村は“滝と温泉の里”としても知られています。
松川渓谷に沿って進むと、「雷滝」「八滝」「山田温泉」などの案内板が次々に現れ、紅葉のトンネルを抜けるたびに心が躍ります。
観光地化されすぎていない、静かな雰囲気もこの地域ならではの魅力。
今回は時間をかけて、滝めぐりをゆっくり楽しむことにしました。

雷滝(かみなりだき)|轟音と紅葉に包まれる“裏見の滝”

最初に訪れたのは「雷滝」。
駐車場に車を停め、木々の間を抜ける遊歩道を歩いていくと、次第にごうごうという音が近づいてきます。
その名の通り、まるで雷鳴のような轟音。
自然が奏でる迫力のあるサウンドに、一歩一歩引き込まれていきます。

そして視界がぱっと開けた瞬間──
目の前に現れたのは、白い飛沫を上げて勢いよく流れ落ちる滝。
滝つぼから立ち上る水煙が陽光を受けて輝き、虹がかかるように光っていました。

この滝の魅力は、なんといっても「滝の裏側を通れる」こと。
別名「裏見の滝」と呼ばれる所以です。
岩壁沿いの細い道を進むと、滝の裏側に入り、水のカーテン越しに外の紅葉を眺めることができます。
水しぶきが顔にかかり、ひんやりとした空気が心地よく、五感が研ぎ澄まされていくよう。

見上げると、滝の流れが光を反射して銀色に輝き、
背後の紅葉がスクリーンのように映えていました。
自然の力強さと美しさ、その両方を体いっぱいに感じられる場所。
思わず何枚もシャッターを切ってしまいました。

八滝(やつだき)|展望台から望む荘厳な滝の全景

雷滝を満喫したあとは、車で数分の場所にある「八滝」へ。
こちらは、雷滝とは対照的に展望台から滝を遠くに見るスポットです。

駐車場から整備された階段を上がると、木々の間に展望台が現れます。
そこから見える八滝は、名前の通り八段にわたって流れ落ちる壮大な姿。
白い滝の筋が紅葉の山肌を切り裂くように流れ落ち、遠くからでもその迫力が伝わってきます。

展望台のベンチに腰かけ、しばらくその景色を眺めました。
風が頬をなで、谷の奥からはかすかに雷滝の音。
空気が澄んでいて、深呼吸をするたびに心がリセットされるような感覚です。
この静けさとスケールの大きさ──まさに信州の自然そのものだと感じました。

松川渓谷の紅葉|山全体が燃えるような絶景

高山村の松川渓谷は、長野県内でも屈指の紅葉名所。
この日はまさに見頃で、山全体が赤や橙に染まっていました。
日差しを浴びて葉が輝く様子は、「山が燃えているよう」としか言いようがありません。

渓谷沿いの道はどこを切り取っても絵になる風景。
川のせせらぎと紅葉のコントラスト、木々の間から差す光がまるでスポットライトのように照らしてくれます。
時折、道路脇に車を停めて写真を撮りながら、ゆっくりと自然を味わいました。

観光地の喧騒から少し離れたこのエリアは、信州らしい“静かな秋”を楽しむのにぴったり。
人の少ない午後の時間帯ということもあり、滝の音と風の音だけが響く。
その静けさに包まれていると、心がすっと軽くなるようでした。

旅のしめくくりとアクセス情報

日が傾き始めたころ、松川渓谷をあとにして再び小布施方面へ。
夕方の柔らかな光が山々をオレンジ色に染め、まるで朝とは違う表情を見せてくれました。
「行きも帰りも絵になる道だね」と話しながらのドライブ。
心地よい疲れとともに、秋の余韻を胸いっぱいに感じました。

アクセスメモ(お出かけ前の参考に)

  • 出発地:長野市中心部から車で約1時間
  • 経路:長野市 → 須坂市経由 → 小布施(蔵部) → 高山村・松川渓谷
  • 見頃:10月下旬~11月上旬
  • 駐車場:雷滝・八滝とも無料駐車場あり
  • 注意点:雷滝は滝裏が濡れやすく、急な階段をのぼりますので注意が必要
  • おすすめ立ち寄り:オランダ松展望台、山田温泉、七味温泉

まとめ|食と自然、両方楽しめる秋の信州旅

今回のドライブは、「蔵の中で味わう信州の味」と「滝と紅葉が織りなす自然の迫力」を1日で楽しめる最高のコースでした。
欲を言えば、「北斎館」や北斎にゆかりのある場所などを訪れるコースも予定すればより充実したかもしれません。

小布施で心とお腹を満たし、高山村の滝で自然の力を体いっぱいに感じる、そんなバランスの取れた旅ができるのは、信州ならではの魅力です。

秋の空気が澄み渡るこの季節、紅葉と滝、そして蔵の素敵な雰囲気を求めて出かけてみてはいかがでしょうか。

来年の秋もまた、あの雷滝の裏側で、紅葉越しに光を見上げてみたい──
そう思わせてくれる、忘れられない一日になりました。

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Satoko
Satoko
趣味はおいしいものを食べること、なんて大人ならば基本中の基本かもしれませんが、おいしいものをいただくと幸せな気分になれますよね。
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